令和4年度 福岡県済生会二日市病院における病院勤務医負担軽減計画・評価
項目 | 目標 | 令和4年度の計画および対応 | 評価 | 達成率 | |
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業務分担 | 医師事務作業補助 | ・業務内容の拡大 ・文書作成の拡充 |
①病棟への配置を増員 ②入院事務業務の強化 ③診療情報提供書の作成強化 ④NCD登録、症例データベース作成入院事務業務の強化 |
①病棟配置の増員はできていない ②病棟配置の人員増員はないが、全病棟への介入ができている。新たに未使用の注射に関して、代行してオーダー削除を行うことにより、速やかな薬剤部への返品が可能になった。 ③引き続き、返書率を上げるための医師への啓発を行なっている。 ④業務内容は例年通り、新たに着手したものはない。 |
①0% ②20% ③20% ④0% |
薬剤部門 | ・病棟薬剤業務の推進 ・チーム医療への積極的な関わり |
①医師の処方支援、適切な情報提供を通して薬物療法の支援を継続する ②院内職種横断的なチーム(感染、NST、外来がん化学療法、緩和ケア等)を通して、薬剤師の専門性を他職種と共有しながら積極的に参画し、医薬品の適正使用に努める |
①病棟担当者による処方提案が積極的に行われており薬物療法の支援はできている。最新の医薬品情報の迅速な提供が課題である。 ②チーム医療については、各チームに専門や認定を持った薬剤師を配置しており専門性を活かした十分な活動ができている。 |
90% |
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診療放射線部門 | ・業務内容の拡大 | 針抜き研修を修了した診療放射線技師を養成し、造影剤の処置行為等に積極的に係ることで、医師の負担軽減を図る | 現在、医師の造影剤の処置行為等は実施に至っていない。 ①手術支援3D-CT画像の作成・提供 ②心臓CT解析レポート作成で勤務医負担軽減を行ってきた。 |
90% |
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臨床検査部門 | ・業務内容の拡大 | ①チーム医療(ICT、NST、糖尿病指導、認知症等)に積極的に参加し、他職種と連携する | ①チーム医療(ICT、NST、糖尿病指導等)に積極的に参加し、他職種と連携する |
90% |
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看護部門 | ・特定行為に係る看護師養成 ・看護補助者の質の向上及び業務の拡充 |
①看護師特定行為研修を受講させ、特定看護師を計画的に養成していく ②看護補助者の院内教育及び研修を充実させ、看護師と補助者の業務分担を行うことにより、医師業務の分担割合を拡大する |
①現在教育中 | ||
臨床工学室 | ・医療機器管理の質的向上 ・臨床業務への介入 |
①医療機器についての勉強会を行い、安全に機器を使用してもらえるよう支援する ②心臓カテーテル業務の支援をする |
①新規機器や既存機器の使用方法等について、集合形式ではないが都度対応にて説明などを行うことができた。 ②通常の業務対応は十分行えた。 |
90% |
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診療協助 | ・患者総合支援センターの業務拡大 | 多職種による患者支援センターにて、薬剤師は術前の休薬指導等、管理栄養士は術前の水分管理・退院後の食事管理指導等、看護師・事務員は入院の説明、検査の説明など、入院前、退院後のオリエンテーション業務を分担する | ①予約入院患者の一部は支援センターでの対応となった。 ②地域連携で紹介受入れ対応が行えているが、診療予約制となっていないため患者をお待たせしている現状はある。お待たせしない連携、診察までの報連相のツールの共有が必要。 |
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栄養サポートチーム | ・栄養管理の充実 ・栄養療法によるQOLの向上 ・栄養指導の強化 |
①栄養管理により合併症軽減・在院日数短縮・過剰な抗菌薬の減少を目標とする ②低栄養の予防をし、リハビリとの連携を図る。早期ADLの拡大に努める ③在宅・転院に向けた栄養指導を強化し、再入院を抑制する ④医師の指示による栄養管理業務に積極的に係る |
早期介入・早期離床・早期退院に医師や看護師と連携し、患者さまへのサポートを推進してきた。また、リハビリスタッフから管理栄養士とのコミュニケーションを進んで実施し効果的な治療の探究も行った。 |
100% |
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早期離床への試みを継続し、入院直後からの介入、医師と相談を重ね、自宅復帰へのサポートを推進してきた。また、リハビリスタッフから管理栄養士とのコミュニケーションを進んで実施し効果的リハの探究も行った。 |
80% |
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NSTチームではHCUの回診を実施し、栄養の早期開始の検討をすることができた。また、STとの連携を図りながら、誤嚥のリスク患者やフレイルの患者に対し、食事形態の検討を行い栄養状態の改善、早期退院に繋げるように努めている。経腸栄養開始の患者に対しては、プロトコールを基準にしながら病態に応じたメニューを提案できている。再入院を抑制できたか不明だが、必要な患者に栄養指導がスムーズにできている。 |
80% |
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■短時間正規雇用の医師 ■交代制勤務の導入 ■当直の負担軽減 |
・医師の増員・確保・当直回数の制限・当直翌日の勤務の配慮 | ①常勤医師の増員・確保を行い、交代制勤務導入への体制を整える ②医師不足となっている診療科については、関連医局との連携や積極的な採用等を検討する ③連続当直を行わない勤務体制を維持する ④当直翌日は休暇がとれるように業務の配慮を行う |
医師の増員を図り、交代制勤務や当直体制の勤務環境の改善に努める。 |
50% |
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■外来機能の適正化 | ・地域医療支援病院としての役割強化 | ①地域医療支援病院の要件をもとに、医療機関との連携強化を図り、逆紹介を推進する ②医師数を勘案し、可能な診療科については、予約制・紹介制の外来を実施するなど、外来縮小を図る |
地域医療連携をより一層強化して、逆紹介患者を推進することで、外来再診の縮小に努める。 |
70% |
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■勤務時間の管理 | ・診療業務以外の医師負担軽減 | 勤務時間管理を行い、診療以外の業務を把握し代行することにより、業務の効率化・負担軽減を図る | 医師の勤務時間および勤務時間外の業務把握を行い、業務の効率化や負担軽減を図る。 |
70% |
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■妊娠・子育て中の職員に対する配慮 | ・院内保育所の維持・病児保育の検討・短時間勤務の啓蒙 | ①育児時間、育児短時間勤務の積極的な活用を促す | 育児と勤務を両立できるように、勤務時間等について柔軟に対応する。 |
90% |