呼吸器内科
地域との連携を深め、緊急性に対応し、かつ福祉サービスに努めることにより、筑紫野地区への更なる貢献を目指します。
呼吸器内科は、平成16年4月に開設されました。開設時は2人体制でのスタートでしたが、今では6人体制となり、余裕を持って診療に携われるようになりました。このマンパワーを生かして、地域との連携を深め、緊急性に対応し、かつ福祉サービスに努めることにより、筑紫野地区の呼吸器疾患の専門的治療への貢献を目指します。
2022年度の年間延べ患者総数は12036名で新規入院患者さんは739名でした。新規入院患者さんの内訳は誤嚥性肺炎を含む急性呼吸器感染症が最も多く、ついで新型コロナウイルス感染症、次に多かったのは肺癌の化学療法目的や気管支内視鏡下肺生検目的の入院でした。今後も地域支援病院の任務を果たせるよう努力してまいります。
ごあいさつ
呼吸器内科の目指す診療は、地域の急性期病院として緊急疾患に対応すること、患者さんと地域の開業医の先生のニーズを把握し迅速に対応すること、断らない医療をモットーに地域完結型の医療を展開することです。
主任部長 西山 守
呼吸器外科との合同カンファランス
当科では、週一回呼吸器外科との合同カンファランスを設けており、悪性腫瘍や気胸の外科治療および、びまん性肺疾患の胸腔鏡下肺生検の適応などを検討しています。呼吸器病棟では週一回の多職種カンファランスを行っており、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーが合同で患者さんの早期回復と社会復帰のために意見を出し合っています。また、入院患者さんを対象に喘息、COPDの呼吸器教室も行っていますが、気軽に参加できる点で特に好評を得ています。また、医療従事者を対象に定期的に筑紫野呼吸器疾患勉強会を行っています。日常診療で経験した画像中心の検討会ですので、近隣の先生方のご参加をお待ちしています。
今後も専門性に裏打ちされた心とぬくもりのある医療・福祉を実践できるよう努力を続けてゆく所存です。
今後も専門性に裏打ちされた心とぬくもりのある医療・福祉を実践できるよう努力を続けてゆく所存です。