福岡県済生会二日市病院

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麻酔科

安全な麻酔管理

麻酔科は主に手術室で行われる手術の全身麻酔や区域麻酔(部分麻酔)を行っております。手術室以外では血管造影室で、血管内治療で全身麻酔が必要な場合に麻酔を行うこともあります。
手術室で手術を行う診療科は外科(消化器外科)、呼吸器外科、血管外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科、腎臓内科、循環器内科と形成外科で、年間症例数は約1400症例です。その内の約800例を麻酔科医師が麻酔を行い、管理しております。
現在は4名の常勤麻酔科医を中心に、非常勤医師とも協力して麻酔を行っております。
安全な麻酔管理を行えるように手術室の看護師、臨床工学技士と外科系医師と共に協力して手術室を運営しております。

トピックス

2022年度途中にda Vinciを導入し、低侵襲ロボット支援手術を開始しました。看護師、臨床工学技士、外科系医師と麻酔科で構成されるチームで手術を行っております。
高齢社会を反映しているのでしょうか、高齢者の患者さんの手術を多く行っております。基礎疾患がある患者さんが多くなりますので、麻酔・手術での合併症のリスクは高く、手術前の全身状態の評価が重要です。術前の診察を行ない、問題点の把握と麻酔計画の立案に努めております。

麻酔科医とは

あなたが手術を受ける病院に「麻酔科」はありますか?

私たちはこれまでも安全で質の高い医療と地域への貢献を目指し日々の診療に励んできました。とりわけ手術室は安全に手術を受けていただくために医師、看護師、薬剤師、臨床工学士など多職種が協力して集約的な医療を行う急性期病院のエンジン部分となります。この中で麻酔科は手術というストレスから身体を護るという重要な役目を担っています。全身麻酔の場合、手術中の意識はありません。何かを訴えたり、自分で自分の体を守ることもままなりません。麻酔に使用する薬は呼吸、心臓の動き、血圧、体温などに影響します。そこで麻酔科医は近くにいて、危険な状況に陥らないように絶えず気を配っています。

集中治療室

周術期管理チームのメンバーとして、呼吸、循環、血液浄化、鎮痛といった集中治療を主治医とともに管理し、術前・手術・術後をトータルにサポートしています。